屋根修理・雨漏り修理は悪徳業者が多い?よく使われる詐欺の手口4選

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屋根修理・雨漏り修理は悪徳業者が多い?よく使われる詐欺の手口4選

屋根修理・雨漏り修理業界では、悪徳業者によるトラブルが頻発しています。
屋根に関する工事は、悪徳業者にとっては手抜き工事をするための、あるいはお客様を騙すための条件が揃っている工事であり、あの手この手で皆様を騙そうとしてきます。
しかし一方で、悪徳業者が皆様を騙そうとする際によく使われる詐欺の常套手段が存在します。
すべての悪徳業者がこの手口を使うとは断言できませんが、常套手段を知っておけば屋根修理・雨漏り修理において悪徳業者に騙されるリスクを大きく減らすことができるでしょう。
こちらのページでは、屋根修理・雨漏り修理における悪徳業者がよく使う詐欺の手口4選を解説します。

屋根修理・雨漏り修理は悪徳業者が多い?よく使われる詐欺の手口4選

どうして屋根修理・雨漏り修理は悪徳業者が多いの?

どうして屋根修理・雨漏り修理は悪徳業者が多いの?

そもそも、どうして屋根修理・雨漏り修理は悪徳業者が多いのかですが、理由としては次の2点が挙げられます。

・頻繁に行う工事ではないため、屋根に対するお客様の知識が少ない
・屋根はお客様から見えにくい場所・死角が多く存在するため、業者が好き勝手できてしまう

例えば、インターネットが普及している現在では、仕事やプライベートでパソコンをよく使うという方は多いでしょう。
普段から触っているもの、使い慣れているものであれば、新しく購入する際に試用した時点で「あれ?動作がおかしい…」「以前のものと比べて使い勝手が悪いな…」など違和感にすぐ気づくことができるでしょう。
あるいは、「〇〇は最低でも付属してほしい」「〇〇はオーバースペックだから要らないかな」と、知識も豊富でスタッフと同じ目線で話すことができる方もいらっしゃるでしょう。

しかし屋根修理・雨漏り修理においては、屋根のことについて詳しく知っている、職人さんと同じ目線で打ち合わせができるという方はほとんどいらっしゃいません
「〇〇という屋根材は△△だからあまり使いたくない」「〇〇という工法だと△△が気になるけどそれは大丈夫?」と、スタッフと同じ目線で話せるのは同じく建築業界に従事している方に限られます。
だからこそ、屋根のプロを名乗る営業マンにあれこれと専門用語を交えて説明されると、「そういうものなのか…」「まぁプロが言ってるんだし…」と心から納得していないにも関わらず丸め込まれてしまうのです。

さらに屋根は高所になるため、屋内から地続きになっていて歩いて出ることができる陸屋根以外は、皆様が直接完工後の仕上がりを確認することがほぼできません
若い施主様なら可能かもしれませんが、ご高齢の方が屋根にハシゴをかけて登って直接ご自身の目で確認するというのは不可能です。
だからこそ、手抜き工事をされても直接確認することができないため、悪徳業者が好き放題できてしまうのです。

手抜き工事をされてしまっても、何かしら不具合が発生するのは先の話になってしまい、そうなっては後の祭りです。
屋根に関する知識が少なく、ご自身で直接確認することも困難な屋根修理・雨漏り修理において悪徳業者による被害を防ぐための方法は、「そもそも悪徳業者に工事を依頼しない」これに尽きます。
しかしそのためには、「どんな業者が悪徳業者なのか?」を把握していないと見抜くことができません。

悪徳業者かどうかを見抜くためにも次の項目では、「悪徳屋根修理業者がよく使う詐欺の手口4選」を順に解説していきます。

悪徳屋根修理業者がよく使う詐欺の手口4選

屋根修理・雨漏り修理において、悪徳業者が皆様を騙そうとして使う代表的な手口は次の4つです。

点検商法

点検商法|悪徳業者が皆様を騙そうとして使う代表的な手口

この『点検商法』が悪徳屋根修理業者が行う悪質な行為の最たる例です。

ある日突然家のチャイムが鳴り、出てみると一人の営業マンが立っている。
「今このエリアで屋根の無料点検で回らせてもらってるんですが、無料なのでぜひ屋根の点検をさせてもらえませんか?」
「外から屋根を見てたんですが、だいぶボロボロですね!無料なので点検のために屋根に登らせていただいて良いですか?」

「ありがとうございます!では屋根に登らせていただきますね!」

皆様はこんな経験はありませんか?
もし身に覚えのある方は、もしかすると悪徳業者が身近に迫ってきていたのかもしれません。

こういった業者に一度でも屋根に登られてしまうと、皆様が見ていないことを良いことにこっそり営業マン自身が屋根の一部を壊し、その箇所を写真に収めて、「ほら見てください!ここが壊れてました、このままだと雨漏りしますよ!」と、まさに犯罪まがいの行為をされてしまう恐れがあります。

「仮にも屋根修理業者を名乗る人間が本当にそんなことするの?」と思われるのも無理はありません。
しかし、あまりに見積もり金額が高いので不審に思い、別の修理業者に屋根に登ってもらったところ、明らかに人為的に屋根材が割られているのを発見し、ようやく事態が発覚したという事例が国民生活センターには本当に多く寄せられています。

もちろん、こういった訪問営業を行う業者のすべてが悪い訳ではなく、誠実に営業活動を行っている優良業者も数多く存在します。
問題なのは上述のように、「何かと理由を付けて、とにかく屋根に登ろうとする営業マン」です。
屋根は住まいを守る要とも言える場所です。
そんな大切な場所に、見ず知らずの業者を不用意に登らせないようにしましょう
「でも無料だし、誰かに一度見てほしいと思ってたし…」という方も、登らせる前に名刺をもらい、本当に存在する会社か、しっかりした実績のある会社かを確認してから登らせるようにしてください。

必要以上に屋根の劣化を強調して不安を煽る

前項でも少し触れていますが悪徳業者は、
「屋根がボロボロで、このままだとすぐ雨漏りしますよ!」
「少しでも早く修理しないと、数日で大変なことになりますよ!」

など、必要以上に屋根の劣化を強調し、皆様の不安を煽ってきます。

皆様からすれば、仮にも屋根の専門業者を名乗っている営業マンにそこまで言われたら「そうなのか…」と思ってしまいますよね。
そうして、他業者に問い合わせされる前に高額な契約を結ばせようとしてくるのです。

結論からお伝えすると、即日契約を結ばせようとしてくる業者と慌てて契約を結ぶ必要など全くありませんし、よほどでない限り屋根の状態が急変することもありません。

屋根は屋根材だけで構成されているのではなく、屋根材の下には防水シートが敷かれ、さらにその下では構造用合板などで作られた屋根下地(野地板)が屋根を形作っています。
このように、屋根はいくつもの建材が層になることで構成されています。

実は、屋根材に破損や劣化がまったく無くても、雨が降ると雨水は屋根材の隙間から屋根内部に入り込んできます。
この時、雨水がさらに建物内部まで侵入するのを防いでいるのが、上述で解説した防水シートです。
屋根に降り注ぐ雨を物理的に防いでいる(一次防水)のが屋根材、隙間から入り込んだ雨水を防いでいる(二次防水)のが防水シートという訳ですね。
このように、屋根は二段構えで雨から建物を守るように作られているのです。
つまり、二次防水である防水シートに劣化や破損が無い限り、一次防水である屋根材に多少の破損や劣化があったところですぐに雨漏りは起こらないということです。

本来、皆様の屋根に対するお悩みを解決し、安心・安全にお過ごしいただけるよう務めるのが屋根修理業者の本分です。
にも関わらず、悪徳業者は必要以上に劣化や今後起こり得るトラブルを強調し、検討する暇を与えず契約を結ばせようとしてきます。
屋根の専門業者を名乗る営業マンに不安を煽られると焦る気持ちはすごくわかります。
しかし少なくとも、どこの誰かもわからない業者に大切な屋根工事を任せなくても、ご自身でじっくりと業者を選ぶ時間はある、これだけは覚えておいていただきたいです。
大切なのは、強引な勧誘・営業に対して『断る勇気』です。

火災保険を使って「無料」で工事ができるかのように喧伝する

火災保険を使って「無料」で工事ができるかのように喧伝する

インターネットで、「無料で屋根修理!」「雨漏り修理が実質0円!」といった内容の広告をご覧になったことはないでしょうか?
皆様が加入されている火災保険の対象範囲によりますが、屋根修理・雨漏り修理に火災保険を使うことができるのは本当です。
しかし、『使える場合もある』が正しい表現です。

これを利用して、「無料で屋根修理を!」と喧伝し、「確実に保険金がおりる」「絶対保険が使える」と甘い言葉で契約を迫る悪徳業者が屋根修理・雨漏り修理業界には多いです。
特に、大雨や台風などの自然災害の後にはこの手のトラブルが多数報告されています。

火災保険を利用するには、住宅の破損が「風災」などの自然災害が原因であることという条件が設けられており、経年劣化による修繕工事には火災保険は利用できません
また、火災保険が適用されるかどうかを決定するのは、保険会社が委託する損害保険登録鑑定人であり、鑑定人からの報告を受け取った保険会社です。
広告やチラシなどでは、現場を見る前から「確実に〜」「絶対に〜」と謳っていますが、これは完全に虚偽であり「釣り広告」です。

こういった嘘の広告・釣り広告を出している業者は、皆様への対応が良いとは言えませんし、そもそも嘘をついて集客していることになるので、信用するに足りません。
釣り広告を出している業者の甘い言葉を信用して問い合わせしないように注意してください。

1つの工事しか提案してこない・強引に勧めてくる

屋根修理・雨漏り修理は、現場調査の結果をもとにお客様のご要望をはじめ、現在の屋根の状況や今後のメンテナンス、さらにはご予算、今後のランニングコストまで考慮して工事プランを考えて見積もりを作成します。
そのため本来なら、
「このお客様はもう30年以上屋根のメンテナンスをしてないので、一度葺き替えをした方が良いだろう」
「ご要望はとにかく一番安い方法でとのことなので、今回は板金工事だけにして様子を見させてもらおう」

といった具合に、お客様によってプランの内容は異なるものです。

にも関わらず「絶対葺き替えした方が良いですよ!」「当社を信じてカバー工法でいきましょう!」と1つのプランしか提案してこない、あるいは強引にプランを勧めてくる業者が存在します。
これらもまた悪徳業者である可能性が高いです。

というのも、屋根葺き替え工事は各種屋根リフォーム工事の中で最も費用が高額になる工事です。
費用が高額になる理由は、「屋根下地まで綺麗にやり替えるから」「既存屋根材の撤去・処分費用がかかるから」といくつかありますが、言葉悪く言ってしまうと悪徳業者にとって一番実入りが良いのです。
そのため、本当なら部分的な板金工事で直る雨漏り、ひどい場合には実は外壁に原因がある雨漏りであっても、「葺き替えないとダメですね!」「絶対葺き替えた方が良いですよ!」と強引に葺き替えを勧めてくるのです。

一方でカバー工法だけを勧めてくる業者は、屋根工事に関する技術・知識不足を疑った方が良いでしょう。
なぜなら、上記の屋根葺き替え工事と比べてカバー工法は比較的工事がシンプルなので、経験の浅い業者であっても施工ができてしまうからです。
そのため粗悪な業者は、自社がカバー工法しかできないのをわかった上で、自分たちが経験・実績が浅い業者だとバレないよう強引にカバー工法で契約を結ぼうとしてくるのです。

本来、様々な工事プランが検討されるべき屋根修理・雨漏り修理において、1つのプランしか提案してこない、強引にプランを勧めてくる業者には注意が必要です。

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